私はFXトレードにおいてメンタルコントロールは勝敗を決める要素の
”7割くらい”を占めていると考えています。
これは先に説明したプロスペクト理論からも分かるように、
チャートを見ている時に自分がエントリーしようとする方向に無意識にバイアスが
掛かっていて、後から落ち着いて見たら薄い根拠でエントリーしていたなんてこと
有りますよね~?(私もよくやってしまいますが…… 反省)
でもバイアスが掛かっていることでプラスに働く事もあるんです。
今エントリーした方向に値が伸び始めて含み益を抱えています。
この時あなたの中では早く利確したい気持ちがいっぱいになっているはずですが、
当然利益をできるだけ伸ばしたいですよね。
この時、エントリー方向に自信が持てていれば、びびって利確してしまわずに
落ち着いて値動きを見極められるんです。(引っ張りすぎて戻しちゃうこともありますが…反省)
そんなわけで、気持ちが入りすぎるとトレードを行う上では邪魔ばかりしてしまうんですね。
なので、”メンタルコントロール”大切なんです。
メンタルコントロールの目的は、過剰な期待や失望を抑えることです。
過剰な期待や失望は先のバイアスの素になりますから、できるだけ機械的に
チャートからのシグナルを注視してトレード出来るといいです。
具体的な方法としては、
・エントリー前に利確、損切りラインを決めて動かさない(ルールを決める)
・トレードに集中出来ないときはエントリーしない(メンタルがブレないように)
・客観的に”チャート”だけを眺める(利益損失の額を出来るだけ見ない様にする)
その他それぞれ落ち着いて取り組める方法があると思いますので
お好みで色んな方法を試してみてください。
音楽やラジオを聞いたり、鼻歌を歌ったり、飲み物飲んだり…
でも、他のことに夢中にならないように気をつけて下さいね。
2023/9/27追記
この記事を書いて1年ちょっと経ったと思いますが、今思ってることを追記します。
冒頭に書いてあるメンタルコントロールが勝敗の7割を決める話ですが、
ぶっちゃけ勝敗だけならあんまりメンタルコントロールって気にしなくてもいい気がしてます。
なぜかって?
トレードを続けてると値動きがあるライン?ポイント?みたいなものが少しづつ分かってきます。
言うならばお決まりパターン的な動きがあるんです。
このポイントをある程度身につけてしまえば、そこでエントリーイグジットをすればいいんです。
ただ、私が思うメンタルコントロールはそれをどう実行するかなんですよね。
性格って人それぞれだと思いますが、私はどうも「待てない」人間のようで、
エントリーするとチャートをとにかく眺めては損切りラインをゴニョゴニョしたり、
利確ラインをゴニョゴニョしたり、いろんな時間足のチャートを行ったり来たりしてしまいます。
で、ちょろっと反対の動きが出ると利確しちゃうんですよね。。。
なので、最近は利確幅を最初っから決め打ちで〇〇pips穫れる(と思う)ポイント、タイミングでしか
エントリーしないこと、エントリー後は極力チャートを見ないことを心がけています。
心がけようと思っています。。。。
何が言いたいかというと、ルールをしっかり守ることがメンタルコントロールだと思いました。
ルールが守れないのであれば、ルールを破ってしまう行動をいかに減らすかということですね。
私の場合はチャートを見ると余計なことを考えたり、やったりしてしまうので、
「見ない」という結論に達しつつあるところです。
ちなみに損切りは5~15pipsです。
2023/11/7追記
偉そうなことを言いながら、結局なかなかトレード中のマインドが安定しないです。
でも利益は重ねられるようになってきました。
意識するべきは「何もしない」という選択肢があるということ。
FXは買う・売る・待つの3手があることを忘れずに、チャートを見てみると
少し気持ちに余裕ができますよ。