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3-4 急上昇/急下落

トレードを行っていると必ず遭遇する急な価格変動について解説します。

それほどトレード経験の長くない私でも幾度となく急上昇や急下落に遭遇したことがあります。

取引通貨にもよりますが、通常はダウ理論に則った波を形成しながら上昇下降を繰り返すのが

相場ですが、「ファンダメンタル」要素によって急激な値動きを起こすことがあります。

この「ファンダメンタル」ですが、経済指標の発表や要人発言、自然災害や戦争など

様々な市場経済に影響を及ぼす要素のことを表します。

これはとある日のEUR/USDのチャートです。

上昇の勢いをお伝えしたくて1分足チャートを表示していますが、

この日はユーロのECB政策金利の発表が日本時間の21:45にありました。

発表と同時に価格が跳ね上がっています。

この様にファンダメンタルによる価格の急変動がありますので、

それに備えておかなければなりません。

例えば各証券会社は経済指標の発表スケジュールをチャートツールで見られるように

していますので事前に何時にどういった発表があるのか確かめた上で、

その時間の前後10分程度はトレードをしない、保有ポジションは事前に決済しておくことです。

価格の急変動は大きなリスクを伴いますが、実はチャンスも伴うのです。

相場の価格は相場参加者の多数決で決まると前に申し上げましたが、

急変動って相場参加者の思いが一気に同じ方向を向くことで起こるんです。

指標の発表だけでは相場は動きません。

指標の発表を見た相場参加者が偏った注文を行うことで相場が急に動くのです。

ということは、相場参加者が一時的に同じポジションを大量に保有することになりますよね?

その後どうなるかというと、節目となる水平線や移動平均線付近で、利確が始まるのです。

今度は一気に大量の利確(逆指値注文)が入るわけですから、価格は一気に反転します。

先程のチャートに水平線を追加したものです。(この水平線は以前の節目になったラインです)

大体引いている水平線のところで上昇が止まって下落を始め、また上昇して下落してという動きを

しているのが分かりますね。

この節目のラインでの反発を狙えば、高い確率で利益を取ることが出来ます。

(間違っても急上昇中に飛び乗らないほうが良いですよ)

この日も一回目の反発で約17pips、2回めの反発で約25pips値を戻しています。

もちろん最初の上昇に乗れれば良いのですが、経済指標の発表内容でどう値が動くのか

100%当てることは難しいので、まずは反発で利益を取れるように練習してみましょう。

ちなみに値動きが激しいので、デモトレードで十分練習してから臨んで下さいね!