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3-3 エントリーは慎重に

さて、口座開設と入金が済んで取引可能になったら早速トレードしてみましょう。

と、言いたいところですが、リアルトレードは自分の大切な資金をリスクに晒します。

とりあえずエントリーしてみたい気持ちをぐっと抑えてデモトレードで練習した通りに

エントリーと決済を行いましょう。

最初が肝心です。

私がFXを始めた頃は、ろくに勉強もせずに何となくエントリーしては勝った負けたの

ギャンブルトレードを繰り返していました。

もうね。今考えるとプロスペクト理論ビタビタですよ。

利益方向に動けばなんせ早く利確したくて仕方ない。

1pipsも動けばすぐに利確してしまっていました。

損失方向に動くと戻ってくるのを待ったまま膨らむ含み損。

忠犬ハチ公並みの待ちを披露し、どうしようもなくなったところで損切り。

そんな感じで、面白くなくなってそのうち興味がなくなってしまいました。

で、今思うことなんですが、損失が出た時に待てるんですから、

どうせおんなじ待つなら絶好のエントリーポイントが来るのを待てば良いのです。

FXを再開した頃、ちょっと勉強して色んなエントリー手法を知識として手に入れたんです。

そしたらそれを使って動画とか配信してる人みたいに「たった数分で〇〇円稼ぐ!!」って

やってみたくなるわけです。

やってみたんです。

分かりますよね? 「たった数分で〇〇円無くす!!」になりました。

それから幾度となく失敗を重ねてたどり着いた結論は、

利益を出している人とチャートの見方が違うんだということです。

稼いでいる人たちは前のめりなエントリーは絶対しないんです。

「こうなると思うからエントリー」ではなく、「こうなったからエントリー」なんです。

相場は多数決に乗っかったもん勝ちなんですから、後出しで良いんです。

何億も振り回しているトレーダーならいざしらず、

入口に立ったばかりで先頭を切って走ろうなんておこがましい。

先頭を引っ張ってくれる人についていけば良いんです。

そして、欲張ってはいけません。

エントリーしてから決済まで、後で振り返ると普通なら考えられないような思考状態に

なっていることがよくあります。

なので、エントリー前には必ず利確ポイントも決めておきましょう。

数分で取引するスキャルピングで、1分足チャートとにらめっこしながら

20pips狙ってもうまく行きません。

自分がエントリーの根拠とする時間足のチャートから、狙えるであろう利幅も

しっかりと意識することが大切です。

FXはドカンと一発当てる投資ではありません。

(そもそもドカンと一発は投資とは言わないですね)

コツコツこつこつ、地道に地道にpipsを積み上げて、元手を増やしていくことで、

複利の効果を受けて財をなすんです。

1年後、5年後、10年後といったスパンで資産を増やしていく事を考えましょう。

焦らず一歩つづ確実に!