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2-8 損小利大

「そんしょうりだい」と読みます。

これはトレードのみならず色んなシーンで意識してもらうことで

考え方や生き方までもレバレッジをかけられる考え方です。

意味は説明するまでもなく、「損を小さく利を大きく」ですが、

これはケチケチしていてがめつく行きましょうということでは無いです。

「じゃあ何なんだ?」ってとこなんですが、何か行動を起こす時に

勢いでどーんと行ってしまうのも良いのですが、勢いだけでは勝てないのがFXです。

もうお分かりでしょうが、FXには当然リスクが付きまといます。

リスク(損)を怖がってしまってはリワード(利)を取ることは出来ないですね。

(宝くじを買わないと当たらないのと同じです。)

でも宝くじを買う時に当たらないけどまあ良いやってお金払う人いませんよね?

それは宝くじのリスクが限定されていてそれに対してのリワードが大きいので

買っても良いと思えるからです。

リスクが自分のコントロール出来る範囲の額だから受け入れられるのです。

FXのトレードでは自分でリスクを限定しないといけないですが、

リスクができるだけ小さい(損切りポイントを近くに置ける)エントリーポイントや

リスクリワードが1:2以上を見込めるトレードを心がけることで

損しても小さく、大きな利益を狙えるトレードを行うことが可能になるのです。

また、リスクの限定は資金を守る上でも大切で、

一般的に一回のトレードでリスクに晒す金額は資金の1~2%までと言われています。

ですので予め損切りのポイントを決めた時に損切りされる金額が

資金の2%以下になるようにポジションのロットを調整します。

例えば100万円の資金があって、エントリー方向が決まっています。

損切り利確ポイントも決まりましたが、何ロットでエントリーすれば良いでしょうか。

この時基準になるのが、リスクの限定の考え方です。

100万円の2%ですから損切りが最大で2万円に収まるようにします。

損切りを10pipsに設定したとすると、クロス円市場であれば、

1万通貨単位で最大20ロットでエントリーが可能という様に計算します。

計算式は:10pips × 20ロット = 200倍

     1pips × 1ロット = 100円ですので200倍で20,000円です。

この様に毎回のトレードのリスクを限定することを心がけましょう。